世界中のワイン愛好家から「白ワインの女王」、「ドイツのロマネ・コンティ」と賞賛される、エゴン・ミュラー。
『本当に良いものを最高の状態で飲んで欲しい。
だからこそ法的な基準ではなく、自らのワインをテイスティングによって本当の品質で評価し、ランクを付ける。
』そのことをモットーとし、最良の畑にて極限まで厳選し収量を抑えた最上のリースリングにこだわり、 天然酵母による伝統的な醸造方法でワインを仕立てています。
エゴン・ミュラーの歴史は古く、フランス革命後まで遡ります。
11世紀のドイツでは、ベネディクト派の修道院により、シャルツホーフベルガーの畑が開墾されましたが、フランス革命の際に革命政府に没収されてしまいます。
しかし、その後1797年にこの土地をフランス政府よりコッホ家が譲り受けることになり、当時コッホ家の婿として迎えられたのがエゴン・ミュラー1世であったことから、エゴン・ミュラーのワイン造りの歴史が始まりました。
ドイツワイン法は厳格な国内法によって原産地表記が義務づけられている中、その「シャルツホーフベルガー」はオルツタイルラーゲと呼ばれている5つの特別単一畑の一つとして、例外的にブドウ畑名だけで表示することを許可されています。
現在は、5代目エゴン4世が当主としてワインを醸造。
彼はガイゼンハイムワイン醸造大学で学んだあと、 フランス、アメリカ、そして日本など世界各地のワイン造りの現場で研鑽を積みました。
2001年1月15日に先代のエゴン3世が亡くなった後もその意思を引き継ぎ、歴史と伝統に培われた白ワインを生み出し続けています。
エゴン・ミュラーは技術だけでなく、ワイン造りに対する価値観や、独自の厳しいハードルを設け徹底して納得のいくワインしか造らないというこだわりを長い歴史の中で継承し続けています。
先代エゴン3世の「ワインの品質はブドウ畑によって決まる。
セラーではブドウ畑の力量を超えることが出来ないが、 ブドウの潜在能力をボトルの中で最大限に表現することが出来る」との言葉通りに、 エゴン4世もまた、ワイン畑での仕事を先頭きって指揮するたくましい栽培家です。
ワイン造りにおいて重要視しているのが、“樹齢の長い古樹を尊重する”こと。
古いものでは、第一次大戦以前から栽培されている古樹も存在しています。
昭和天皇皇后両陛下 英国訪問 エリザベス女王の歓迎晩餐会にてシャルツホーフベルガーが振舞われる 英国女王の晩餐会は、国家元首を接待するために行われる最高水準の盛宴であり、国家の威信を示す場所でもある。
ましてや天皇陛下をお招きした晩餐会では、最高級の物をお持て成しに使うのが慣例。
エゴンミュラーのシャルツホフベルガーがイギリス王室の威信を掛けて供されました。
その後、答礼に訪日されたエリザベス女王と夫君エジンバラ公を迎えた日本の宮中晩餐会の白ワインもシャルツホフベルガーで持て成したのです。
つまり、これ以上の白ワインは無いと考えられます。
古樹はブドウの収穫量も少なく非常にデリケートなため、化学肥料や除草剤、殺虫剤は使わず、有機栽培で年に何度も丹念に畑を耕すなど、出来る限り人の手で大切に育てます。
入念に剪定が繰り返され、収穫においても熟練の収穫者によって完熟したブドウを選別。
醸造後は年間を通して7℃以下を保つ低温セラーで全て木樽で熟成されます。
その後入念な仕上げによって、ようやく完成。
妥協を許さないその姿勢こそエゴン・ミュラーのワインが人々に魅了されている理由の一つでもあるのです。
「エゴン・ミュラーのワインを飲まずして、ドイツワインは語れない」故古賀守談 エゴンミュラー スペシャルディナー 2018年2月 札幌ラ・ブリックで開催! 協力 BMW正規ディーラー国際興業株式会社、KFW HENRI GIRAUD株式会社 ドイツ国内において歴史的にも高名な銘醸畑で、村名表記を省略して畑名を単独で名乗れるオルツタイルラーゲ(特別畑)と呼ばれる5つの特別単一畑があります。
ブルゴーニュだと特級畑に相当します。
ラインガウにシュロス・フォルラーツなど合わせて4つ、モーゼルにある唯一の特別単一畑がシャルツホーフベルク。
これらの畑は、地方名、村名の併記は不要。
「シャルツホーフベルガーを飲まずしてリースリングを語るなかれ」 また「比べるものなき傑作」としてドイツのロマネ・コンティとも讃えられ、ワイン・ジャーナリストや世界中のワイン愛好家達より最高の賞賛を得ていることからも、シャルツホーフベルガーがいかに卓越した品質であることがおわかりいただけるでしょう。
こちらのシャルツホーフ・リースリング・クーベーアー2018は、ブラウネ・クップなどの自社畑で収穫されたブドウをブレンドして造られるキュヴェ。
キレのある爽やかな酸味とミネラル感が印象的なスタイルで、食前にも食事とも合わせてお楽しみいただけます。
- 商品価格:6,600円
- レビュー件数:2件
- レビュー平均:5(5点満点)
- ショップ :札幌ワインショップ