高級な自家製わら灰(藁灰) 1kg 稲藁とは 9月3日 早生の稲は収穫期が9月早々。
今では珍しくなった稲の天日干し。
天然乾燥という手間ひまかけるお米はやはりおいしいのでは。
収穫直後ですので稲藁も青々としています。
このような作業を「稲木干し」といっています。
11月2日 中生の稲の天日干し。
かなり乾燥が進み、収穫も目の前では。
この天日干しすることによって乾燥が進みますと稲の葉にあった養分がお米に徐々に移行し、最終的にはうま味が増すといわれています。
藁灰(わら灰)とは お米を収穫した後の藁を稲藁(稲わら)と呼ぶのですが、この稲わらを燃やしてわら灰を作ります。
ドラム缶に稲わらを入れ、火を着けたところです。
よく燃えている稲わらです。
燃え残こった灰が「わら灰」です。
稲わらの一束(10束)を燃やしてわずか600gの灰がとれます。
わら灰1kg(9L)入の画像です。
火鉢で使用しますと、空気を含んだ灰も徐々に空気が抜け、目減りをしてきます。
結果として木灰6L程度と同量になるのではと考えられます。
今や国産のわら灰を火鉢に使用するということはかなりぜいたくな時代になりました。
園主の日記 2019年12月6日 火鉢に炭を入れました。
朝夕冷えてくる日々の生活。
火鉢と炭を販売している手前、京ことばでいう「火をおこして見ました」 台所にて「火起こし」に鞍馬炭特級品の「小割れ」を使い、火をおこして見ました。
本来なら「からげし」といわれるその昔なら一般家庭でできる炭が着火用に使われたのですが、今や入手困難な時代です。
それにて安価な鞍馬炭の小割れを使用することに。
数分にて小割れの炭によく火がおこった状態になりました。
ガスレンジの炎は常に弱火でしたが、着火そのものは簡単です。
その後、火起こしに数分間置き、火鉢に種火として移した小割れです。
火鉢には昨今見られなくなった藁灰(わら灰)を使用。
この稲藁は大原野一帯の田んぼの稲を収穫時に入手。
弊園にて焼いた自家製です。
そして鞍馬炭の本炭を上に乗せます。
数分にて炭がよくおこってきました。
その炭に灰をかけ空気を遮断。
こうすることによって使用目的以外に火鉢に火を入れた場合、その火を長時間持たせる工夫をいたします。
朝9時30分頃に火をおこし、10時頃の事。
午後2時頃の炭のおこった状態です。
灰を少し取り除いた状態ですが、午後4時30分頃の炭の様子。
大体燃えつきてきました。
本来であれば次々と炭をたして行くのですが、今回は試験的な炭の火おこしですので、炭はたしません。
午後5時 炭を広げまして、残っている状態を見ました。
種火である小割りが見られます。
朝9時30分頃より午後5時頃まで炭に火はついております。
火鉢を使用していたその昔、炭火を長持ちさせる工夫を色々としたものです。